2017/09/12

- SOLD - 1956 PANHEAD CHOPPER




こちらの車両は売約済となりました。
ご成約頂きまして、誠に有難うございます。
(2017/9/12)


只今販売中の56`パンヘッドチョッパー。
70年代ビルドのリアルサバイバーチョッパーをベースに
ブルーグルーブで各パートを再構成。

80年代後半より25年以上に渡り、インディアナ州の納屋で眠っていた車両です。
早速機関系のオーバーホールへと入りましたので
その過程をリポートさせて頂きます。

まずは、ガスタンク、オイルタンク、プライマリー関係、リアフェンダー周りの
パーツ等を取り外して行きます。

エンジンが降りました。


ミッションも降ろし、ローリングシャーシーへ。
リアウィールは18インチへと変更済です。


ヘッドを降ろし、ピストンが顔を出しました。
こちらのパンヘッド、エンジン等降ろす前より、かなりキッチリと組まれている
印象がありましたが、ピストンやヘッドのカーボンの付着状況等から
当時オーバーホールされてから、さほど乗られていなかったエンジンの様です。
そして、当時経験豊富なエンジンビルダーに組まれたモーターだった事が
各部の状態から伺い知れます。


ヘッドの燃焼室はカーボンの蓄積も少なく
ガスケットや電装系のパーツ構成等から80年代半ばにリビルドされた
モーターと推測します。


当時の流行でエンジン/ミッション共にブラックのペイントが
施されています。この後各部の清掃と共にペイントを剥離して行きます。

一日目の作業はここまでで、一度並べて撮影してみました。


作業二日目は、各部の洗浄と測定です。
コンロッド/フライウィールも
全て純正パーツです。

ウィールバランシングも測定すると
規定値範囲内でしたが、各部の点検も兼ね
再度バランシングを取り直します。

ケースのペイントを剥離し、ボーンストックのいぶし銀の表情へと変わりました。


56年のマッチングケースで、何処にも修正跡も無い
素晴らしいコンディションです。
エンジンマウントや底面にも損傷のないパーフェクトケースです。
この様なオールドスクールのチョッパーでは珍しいです。

ケース内も同様で、右ケースに55年5月ケース製造のスタンプが確認できます。


打ちかえ無しの工場出荷のままのVinナンバー。

シリンダーもフィン欠けが一か所も無い純正。
デイトコードもそれぞれ56年でマッチングしています。


シリンダー内は、まだクロスハッチが残る程の状態でしたので
当時リビルド後に然程乗られていなかった事が伺えます。


次にヘッドですが、こちらも年式マッチングの純正ヘッド。
燃焼室、バルブシート周辺にもクラック等も無く、
シリンダーとの当たり面やスタッド部のレベルも
良好で非常に良いコンディションのヘッドです。


前後共に年式マッチング。
F/R共に56年6月製造の純正ヘッドです。
プッシュロッドカバーのコルクも、まだ劣化していない状態でした。


ロッカー回りも全て純正パーツで、シャフトの減り等も
規定値範囲内です。


バルブ周りは今回新たにガイド制作、ステムシールを打ち込みます。



カムギアケース内のパーツもフル純正パーツ構成です。
長年寝かしていた車両に多いカムの損傷もなく、
ケース側のブリーザー室も荒れがなく同様に
良いコンディションです。

純正カムカバー。
クラックやネジ部分の欠けも皆無です。
ケース側を含めてブッシング関係は制作、打ちかえ、調整です。

純正タペットブロックもペイントを剥離し
クラックや欠け等もありません。

キャブレターは当時のデロルトが付いていましたが
こちらは、既にリビルド済のリンカートM74を装着し
純正仕様に戻します。


トランスミッションもブラックペイントを剥離しました。
ケースの損傷、溶接跡等皆無です。

純正のスタンプの年式マッチングのトランスミッションです。
ドレインボルトもオーバーサイズなどに変更されていなく
ストックサイズのままキープされている辺りが
コンディションの良さを物語ります。

この後、トランスミッションも同様に
各部測定後オーバーホールへと入ります。



次にフレームですが、こちらも56年純正のモールディングフレームとなります。
そして、フロントエンドは70-72年のスーパーグライドのフォークが
一式付いています。こちらはステム打ちかえなどでは無く、
純正のストッパーが付いています。


アクスルプレートの純正スタンプでマッチングの年式がしっかりと確認出来ます。

まだ、随所に残るピンストライプなど
当時のリアルオールドペイントにしか醸し出せないオーラを放ちます。


この様な素性の良いチョッパーも近年では珍しいです。
どちらかと言えば、オリジナルのハイドラグライドのレストアに
使えるようなオリジナルエンジンです。

この後、機関系のオーバーホールと並行して
車体周りのリビルドも同時に進めて行きます。

組み上げ後は、輸入新規3年車検を取得し、
ブルーグルーブにて十分な慣らし運転を経て
ご納車させて頂きます。

こちらの車両は売約済となりました。
(2017/9/12)

info@blue-groove.com
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それでは、ご来店、お問い合わせお待ちいたしております。

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